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本品は赤銅（しゃくどう）地に細やかな魚々子（ななこ）文を打ち込み、鳥と梅樹の図をあらわした小柄（こづか）です。梅は冬を越えて咲くことから忍耐や再生を象徴し、鳥は自由や吉兆を意味することが多く、両者が組み合わされた意匠には春の訪れと希望を託す意味が込められています。背景の魚々子は金工師の技量を示す基本技法で、地金をより引き締め、図柄を一層際立たせています。

無銘ながらも、丁寧な鏨運びと構図のまとまりから、確かな職人の手によるものと感じられます。小柄は刀装具の一部として用いられましたが、現代では工芸美術品としての鑑賞価値も高く、机上に置いて眺めるだけでも四季を映す小宇宙のような魅力があります。

▶サイズ
サイズ等の測定値には多少の誤差があります、あくまで参考値としてご確認ください。
約 96.7mm × 13.9mm × 5.6mm 重さ約 16.9g

▶状態
中古品
画像をよく確認してご自身で納得し、中古品であることをご理解された方のみご購入ください。

▶発送方法
佐川急便
ゆうゆうメルカリ便
日本郵便

▶その他注意点
即買いOK
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