青磁系の釉薬でまとめられた、ぐい呑み5客揃いです。
口径約6cm、高さ約5.5cmほどの小ぶりなサイズで、
一杯あたり 40〜50ml程度。
少量ずつ酒を含み、温度や香りの移ろいを楽しむことを前提に整えられた、
実用本位の酒器だと感じます。
釉薬は淡い青緑から青灰色へと自然に変化し、
内側には釉溜まりや濃淡が見られます。
焼成によって生まれたそれぞれの表情はありますが、
同一釉・同一造形の中で収まっており、
5客揃いとしての統一感があります。
高台には削りが入り、安定感のあるつくりです。
がたつきはなく、日常での使用に向いた造りとなっています。
作家銘や共箱はありませんが、
鑑賞用ではなく、日々の酒の時間に使われることを前提とした
酒器揃いとしての背景が感じられます。
作風や釉薬の質感から、昭和後期〜平成初期頃の量産和食器と推定されますが、目立つ欠け・ヒビなど、使用に支障のあるダメージは見当たりません。
経年による風合いは、器の味わいとしてお楽しみください。
状態については、写真にてご確認をお願いいたします。