北京の骨董市で手に入れた小ぶりな急須です。
材質・製法:陶磁器製で、表面に意図的に作られたひび割れ模様(開片) が特徴です(中国陶磁器の伝統技法で、釉薬の収縮差によって生まれる装飾的なひび割れで、味わい深い趣があります)。
デザイン:ほんのり薄いグレーに桃の花と枝 の絵が施されており、春らしい華やかさを演出。蓋にも同じ花模様が描かれています。
文字の意味:片側に書かれた中国語4文字「暗香疏影(あんこうしょえい)」は、宋代の詩人・王安石の詩。「角数枝梅、凌寒独自。遥知不是雪、有暗香来」から派生した表現です。
「暗香(あんこう)」はほのかに漂う香り(梅の香りなど)、「疏影(しょえい)」はまばらに映る姿(梅の枝ぶりや花の影)を指し、全体として「ほのかな香りと、まばらに映る花の姿」という優雅で詩的な情景を表します。
サイズ:全長(持ち手~注ぎ口)約15cm程度(手のひらにすっぽり収まるサイズで、一人飲みや少人数の茶会に最適)。
状態:ひび割れや欠けはなく、使用感もありません。表面のひび割れ模様はあくまで製法による装飾です。製作者の名前は記載されていませんが、伝統的な工芸品の雰囲気が漂います。