この万年筆は、漆黒の背景に優雅に舞う「鶴」を配し、長寿と吉祥を願う日本の伝統美を象徴しています。特に本作は、国光会(こっこうかい)の精鋭蒔絵師である**板谷倫史(いたや みちふみ)**氏の手によるもので、軸には氏の署名である「倫史」の落款が刻まれています。
技法には「平蒔絵(ひらまきえ)」が採用されており、漆で描いた文様に金粉を蒔き、さらに漆を塗り重ねて研ぎ出すことで、滑らかで上品な光沢を引き出しています。さらに、本個体には18金ペン先が搭載されており、優れた芸術性と格別な書き味を兼ね備えた貴重な逸品です。