宮田雅之

美術名鑑 2011年掲載
切り絵画家の宮田雅之は1926年東京赤坂に生まれ、1997年に70歳で逝去した。1954年にチャールズ・E・タトル出版社にブックデザイナーとして入社し、1960年に全米ブックジャケットコンテストで入賞、1963年には谷崎潤一郎に見出され、その文学の挿絵に取り組む中で独創的な切り絵の世界を確立した。1972年に講談社出版文化賞（挿絵部門）を受賞し、1981年にはバチカン美術館に「日本のピエタ」が収蔵、1984年には「源氏物語」五十四帖を完成させた。1988年には唐招提寺に「鑑真和上像」を献納、1990年にはホワイトハウスに「桜花図」を納めた。1994年にはNHK大河ドラマ『花の乱』のタイトル画を担当し画集も刊行、1995年には日本人初の国連公認画家に選ばれ、「赤富士」が国連アートコレクションとして紹介された。

真作
オリジナル作品
技法： 切り絵
作品寸： 51 × 44 cm 　　 約10号
作品状態： 少シミ 有
額寸： 74 x 66.5 cm
額装状態： 少傷 ・端少隙間 有
アクリル 少傷 有

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