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[ 製品番号 ] 35-100517_a4
[ サイズ ] 21×29.7cm
[ 材質 ] フォトマット紙0.25mm厚
[ フレーム ] なし/ポスターのみ
[ 発送方法 ] クリックポスト
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◆霊峰愛宕の道、踏み入る神域◆
緑青に近い深い翠の松と、燃えるような橙の紅葉。この二色は補色関係にあり、並置されることで互いの色をより鮮烈に引き立て合います。大観はこの色彩の衝突を最大限に活用しながら、全体を喧騒に陥れることなく、深山の静寂を保つことに成功しています。激しいのに静か、鮮やかなのに落ち着いている。この矛盾した美しさこそ、大観の色彩感覚の真髄です。
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【アーティスト】
横山大観 [ よこやまたいかん ] (1868年9月18日-1958年2月26日)
近代日本画の巨星。明治から昭和にかけて、彼は伝統的な日本画の枠組みを破壊し、再構築するという壮大な挑戦に生涯を捧げました。師・岡倉天心と共に歩んだ道は、決して平坦なものではありませんでした。西洋画の写実性を取り入れようと試行錯誤する中で生まれた「朦朧体(もうろうたい)」は、当初、線描を否定するものとして激しい非難を浴びました。しかし、その批判こそが、新しい時代の夜明けを告げる産声だったのです。大観が描く風景には、目に見える形を超えた「日本の精神」が宿っています。立ち上る霧、静まり返る山河、そして生涯をかけて描き続けた富士山。墨の濃淡と金泥が織りなす崇高な空間は、自然への畏敬の念そのもの。湿潤な日本の空気をカンヴァスならぬ絹本に定着させるため、神経を削り、色を重ね、光を追い求めました。独自の美学を貫き通したその筆致は、荒々しくも気高く、今なお人々の魂を震わせます。伝統に安住せず、常に革新を求めた孤高の画家の情熱は、時を経てもなお、峻烈な光を放ち続けています。
【作品概要】
愛宕路(あたごじ)
深山の道に秋が満ちて、紅葉は橙と朱に染まり、松の翠と激しくぶつかり合っています。愛宕山は京の都の西に聳える、古くから神々が宿る霊峰です。その山道を、大観の筆が静かに分け入っていきます。翠と橙の色彩の衝突は、一見すると賑やかです。しかし漂うのは、燃えるような静寂。色が多ければ多いほど、音が消えていく。木漏れ日が白く差し込む道の奥。あまりにも静かで、深山の秋に飲み込まれていくようです。自然の圧倒的な広大さ、そして自然への敬意の形です。
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横山大観の「愛宕路」は、京都・愛宕山の秋の山道を描いた近代日本画の傑作で、深い翠の松と燃えるような橙の紅葉が補色の関係で激しくぶつかり合いながらも深山の静寂を湛えた、矛盾した美しさを持つ風景画です。木漏れ日の差し込む参道の奥にひっそりと佇む旅人の小さな姿が霊峰愛宕の神域に踏み入る人間の謙虚さを静かに語り、翠と橙の色彩美・幽玄の詩情・自然と命の対比が凝縮されたこの掛軸は、横山大観の自然観と色彩感覚が頂点を極めたコレクション作品として高く評価されています。
【材質】
フォトマット紙0.25mm厚使用
官製はがき(0.2mm)よりもやや厚いコシのある紙質。
画用紙に近い印象となり、光沢がないので版画のような仕上がりになります。
日本画によく合います。