35ｍｍフイルムカメラ RICOH 35 S

コレクションとして保管していたものですから、撮影用ではありません。

外観の程度は良いと思いますが、レンズには埃があります。

カメラ貼り皮の破れや傷みもありません。

シャッター、絞り、距離計は動作します。

セルフタイマーは動きます。

オート不良。

通常の３５ｍｍフイルムが使えるフイルムカメラです。

このカメラはボタン電池や乾電池を使っていない時代のカメラで、操作はすべて手作業で行います。

日本のリコーが製造した 35mmフィルム用のレンジファインダーカメラ（距離計連動式カメラ）です。

1950?60年代のフィルムカメラ草創期の製品で、今ではヴィンテージカメラとして愛好家に人気があります。

フィルム形式：35mmフィルム（135）

レンズ：リコー製 40mm F2.8（3群4枚）

フォーカス：レンジファインダー連動式（距離計連動）

シャッター：機械式（例：1/4?1/400秒 + B）

露出計：セレン光電池式露出計内蔵（手動連動）

フィルム巻き上げ／巻き戻し：レバー巻き上げ・リリース式

サイズ／重量：おおよそ 135 × 79 × 69 mm、約700g

この時代らしく 完全手動操作のカメラ で、露出もフォーカスもすべて写真家が自分で決めるタイプです。

レンジファインダー方式なので、ファインダー内で重なり像が一致するように距離を合わせることで、正確にピントを合わせられます。

リコーは1950年代から35mmフィルムカメラの製造を始め、日本国内でカメラ製造が活発になっていた時代の一翼を担いました。

戦後、日本の光学・精密機械産業は急成長しており、リコーも 高品質なレンズと堅牢なボディ で海外にも輸出されていました。

1957年：初期の「Ricoh 35 S」が発売。

最初のモデルは45mm F2.8レンズと手動露出・フォーカスのクラシックな設計。

当時はまだ自動露出やオートフォーカスのない時代であり、写真の基本を学ぶのに理想的な クラシックな機械式カメラ でした。