ドイツ、マルクノイキルヒェンの製作学校講師も務める、現代の名工の作品

かなり初期の作品で、刻印もST.KUHNLAとファーストネームは略され、フロッグの後ろにGERMANYの刻印があります。フロッグにはお馴染みのだるまのような(？)マークはありません。

コンクールでメダルを取ってから有名になった作家さんですが、親指が安定するように工夫された、左右非対称のフロッグはキャリア初期からの彼の専売特許のようです。(良くみると、親指の当たる部分にひと工夫されています。)

現在は一番下のNo.100サルトリーモデルでも、25万円～ラインナップされているようです。こちらの弓も初期の作品と言えど、全く妥協は垣間見えない、マイスターボウの風格を備えていると思います。

目の詰まった輝くようなフェルナンブーコを贅沢に使い、スティックも細目に仕上げられ操作性、音色ともに申し分ありません。弦を噛む、放すのレスポンスは頗る高く、新作、オールド問わずどんな楽器でも良く鳴らしてくれる弓です。

銀巻き、革巻等、状態は良好で、毛替えの必要も無く即戦力の弓です。商品の状態は目だった傷や汚れなし、にしていますがスティックの状態も極良好、小傷も無い、と言っても決して言い過ぎでは無いと思います。

以上ご検討、よろしくお願いいたします。