貴州苗族の伝統上衣から取り外された刺繍装飾片です。
素材は柔らかい古布のシルク底布、一針一針、真絹シルク糸の平繍で仕上げられています。
制作には約1ヶ月、完成まで約30年の時を重ねた民藝の一点物です。

中心には「富貴・繁盛・女性のいのちの力」を象徴する牡丹の多層花文様、
その周囲には「吉祥・神霊の守護・飛躍」を意味する**鳳凰（伝統の祝福鳥デザイン）**が配されています。
喜びを告げる花葉、力強くも優雅な放射模様が縁を彩り、
祝福のエネルギーを最大化する苗族の信仰と美意識が込められています。

草木染めの色は一般的に時間とともに枯れるとされますが、
こちらの刺繍糸の発色と艶は今も素晴らしく、展示や撮影にも映える存在感があります。

中古・古布特有の微かな風合いはありますが、
破れや使用に支障のあるダメージはなく、
時を纏った民藝の美しさ・手仕事の温かさとしてお楽しみいただけます。

おすすめの用途

民族衣装としてのコレクション

和モダン・民藝空間のインテリア装飾

写真撮影・ディスプレイ・展示会の小道具として◎





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