◯家の中で矢を放つ個人稽古用
　的中は射数を重ねることに尽きます。弓道の稽古で顕著な事は道場以外では実射は難しい事、さらにひとりの射数は限られたものである事が現実的です。弓を持っていても自由に矢を放つ事は出来ません。どんな正確な弓の扱い動作であっても的中があっての証明です。実射の緊張感は精神的な充実感でもあり、弓道を選択した喜びを失わずにいられる事でしょう。末弭が強めになっていて撓り具合は硬めです。ゴム輪を使用すると把幅が無くなりますが不都合な事ではありません。矢を番えて放すことで弓返りの大切な意味が理解できます。弓弝がどれだけ近くても矢を番える限り弦で手を打つ事はありません。弓の原理です。ゴム輪利用で大きな引き分けが可能になります。室内での至近距離実射が目的です。体配をそのまま再現することを優先するものではありません。大きく左右に開き切ったその瞬間に矢を放つ感覚。弦を引く動作と実射を伴う弦だけの引きは同じではありません。至近距離であっても数を重ねて的に向かうからこそ、一点の穴になるほどの精巧な実射が有効になります。

◯ 28:4の射程距離比。
高さ157cm長さ160cm 竹厚0.4cm
幅2.4cm 重さ326g


　射程距離5mほどの部屋や玄関を利用して使用。距離は1/5、的は1/25に縮小。 28:5（m）の距離比からすればゴム輪と素手によりますが、中りはダンボール四枚重ねも射抜くものです。弓返りはもちろん同じようにできます。小さくした的の中りの精度を狙うことが、巻藁稽古より厳密になります。この弓なら100-300射の射数は負担にはなりません。
※ 力任せの使用では破損につながりますので、図解解説付きです。取説には弓構造の原理、この弓のメンテナンス、室内稽古準備と方法など。自然素材のため汚れ傷等あります。神経質な方はご遠慮下さい。弦や握などは専用物はありません。調整交換自由です。初心者の体配のおさらい、射癖の検討にもお勧めです。また体力の衰えや障害のため諦めていた方にも、弓力は調整出来ますので椅子に座ってなど様々な射稽古が工夫できます。オリジナルです。ネットだけの販売。量産はしません。機会を逃さずどうぞ検討下さい。※写真の矢は竹弓との比較用、的は取説にある具体的な利用例の提案で付属しません。