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紺地の正絹の大島風のアンサンブルで仕付け糸付きの新品です。
風合いはウールやシルクウールのような手触りです。
通常ウールやシルクウールの着物等には裏地を付けないのが一般的で、羽織にも正絹の裏地を付けることは、ほとんどありません。
以前、同じ素材のアンサンブルがあり、京都市産業技術研究所へ趣き、分析を依頼しましたところ、正絹と判明しています。
このアンサンブルの素材の違いに疑問を持った原因は精練にあると推測しているのですが、先ず、絹糸は主にセリシンとフィブロインの多層構造からなります。
そして、精練は、セリシンという絹の表面にある膠質を石鹸ソーダ煮沸するなどして取り除きます。
絹は練りをすることによって、美しい光沢としなやかさが得られます。
精練には2種類の方法があって、糸の状態で練ってから織り上げる「先練りもの」と生糸を織ってから練る「後練りもの」があります。
先練りには、御召や紬があり、後練りには縮緬、羽二重、絽などです。
精練が弱いと艶が出ず、精練し過ぎるとフィブロインを傷付け毛羽が立ちするそうです。
このアンサンブルは先練りの精練過多なのかシルクウール等のような毛羽立ちを少し感じる製品となっているようです。
着物裏地は綿のカネキンで色は、くすんだ青みのある赤紫の似紫(にせむらさき)を少し濃くした色目です。
色見本はネットの「伝統色のいろは」を参照しています。
額裏は精華生地に山村の雪景色の風景画の手描きです。
野良仕事を終えて雪道の階段を踏みしめて帰宅する農夫を描いているのでしょう。
表裏地とも正絹です。
寸法(単位cm)
身丈(背)138 裄68 袖巾35 袖丈49 後巾30 前巾24.5
羽織丈90.5 裄68.5
汚れは無いようです。
シミ、汚れ等はできる限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。ご理解の程、お願いいたします。
デジカメの画像です。スマホやパソコンによって、色の違いがでることがありますので、ご了承下さい。
また、カメラの特性で違う色になることが多々ありますのでお断りしておきます。
撮影に使用しました羽織紐はつけておきますが、角帯は出品物ではありません。